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外資系企業でビジネスを極めた男によるネットビジネス、せどり、  ビジネス書その他気になるニュースを解説

ダイレクト出版は優れた集客モデルです

      2017/11/03

こんにちは、伊坂です。

 

今日はネットビジネスには必ず必要になる「集客」についてお話したいと思います。メルマガが結局は一番優れているとか、twitterだ、いやfacebookだとか、でもブログが充実しなければそもそも人は集まらないよとか、もうそれこそネット上にもその手のお勧めサイトは無数にありますね。そのサイト自体も人集めの道具だったりして、それだけネットの世界での集客が大事かつ難しいことがわかります。

 

(ちょっと脱線しますが、古い友人のfacebookの写真がいきなりスタジオ撮影のものに変わって、意識高い系の発言が増えはじめて「なんじゃこりゃ?」と思ったことありません?その人はきっとfacebookを使ったダイレクトマーケティングを始めたに違いありません。古い友人がいきなりそんなことを始めると笑っちゃいそうになりますが、商売上手くいくといいね!と思って見守っています)

 

この集客という点に関して素晴らしい仕組みを構築されている会社がありますので、ご紹介しながらいろいろ考えていきたいと思います。

 

ダイレクト出版のビジネスモデル

 

 

さて、ご存じない方が多いかもしれませんが、ダイレクト出版というのは「良質なビジネス書を自ら探して自ら翻訳して販売」されている企業です。試しに上の画像をクリックしてみて下さい。本の紹介になったと思います。

 

ダイレクト出版では海外、特にアメリカのビジネス書の中からよりすぐった良書を紹介してくれています。日本ではまず売ってないものですね。マーケティング関連の本が多いでしょうか。チームビルディングや、時間管理等の自己啓発系もあります。

 

「ビジネス書、特にマーケティング系の本はアメリカが10年進んでいる」というのは良く言われることですから、今のアメリカのビジネス書がわりとリアルタイムで手に入るのは良いサービスだと素直に思います。1冊1冊はけっこう値段しますが、翻訳もありますし仕方ないところですね。

 

さて、画像をクリックしてみていただいた方はわかると思います(2017年10月18日現在)が、なんと本が無料!送料の550円だけで送ってるキャンペーンをやってます。

 

「これはお得!今すぐゲットしてね」というアフィリエイトか。と早合点してはいけません。確かにお得はお得です。定価は2,980円だそうですから。

 

私も以前ちょうど興味ある本が送料のみで手に入るキャンペーンをやってましたので、その時に1冊購入しました。ここからの展開が素晴らしいビジネスモデルだなあと感心しましたので、そちらをご紹介したくてこの文章を書いているわけです。

 

興味がある、見込み客の情報を手に入れるということ

ダイレクト出版という名前なくらいですから、当然購入は通信販売です。メールアドレスを送ると、住所や名前、クレジットカード情報を登録して確認メールが来て、商品が発送される・・・Amazonでも楽天でもおなじみの方法ですね。

 

でも、ちょっと待って下さい。送料のみとはいえ550円はかかります。しかも内容はビジネス、それもある分野に特化しています。ということは、「実際にビジネスをやっている、あるいはビジネスを始めようとしている」人しかまず買いません。

 

ということはですよ、ダイレクト出版は「実際にビジネスをやっていて、なおかつさらに勉強しよう、ビジネスを発展させたいと思っている」顧客のリストを手に入れていることになります。確かに送料のみでは儲けはないでしょう。ただ、本と言うのは千、万のオーダーで発注するものですし、定価で買っている人もいるでしょうから、それほど損もないかもしれません。

 

むしろ多少の損が出たとしても、「ビジネス書を読みたい」顧客リストを手に入れる手法としてはかなり格安ではないのかなと思います。ですので、おそらくですがダイレクト出版のこの「送料のみ」というキャンペーンは繰り返し行われていますし、顧客リスト作りが目的なんだろうと想像しています。

 

顧客リストをどう活用するか?

では「送料のみキャンペーン」で得た顧客リストはどう活用されているのでしょうか?

 

良く工夫されているなあと感心したのはここです。「ビジネス書を読んで、勉強してビジネスを発展させたい」顧客。とはいえ、その中身は千差万別です。ちょっと新しいことかじってみようかなという人から、今のビジネスが行き詰まっていて藁にもすがる思いで、必死に情報を探している人まで、置かれている状況や真剣さはバラバラなはずです。

 

そこをダイレクト出版では「少額の商品から紹介して、徐々に高額の商品を紹介する」という手法を取ることで解決しています。この手法自体はよくあるものなのですが、導入の仕方が非常にスムーズで勉強になります。仕組みは以下の通りです。

 

1.配送料のみの商品の紹介(¥550)

2.その他の配送料のみの商品の紹介(¥550)

3.割引商品の紹介(¥1,000程度)

4.定期購読の案内(¥10,000程度、おまけ多数)

5.コンサルティングの紹介(¥100,000~)

 

まず1冊配送料のみで買ってくれた人にはその他の配送料のみの本の紹介があります(キャンペーンとありますので、もしかしたら割引商品の紹介になるかもしれませんが)。それと一緒にビジネス書やビジネスそのものに関するメルマガが届くようになります。

 

本の内容自体はすごく良いので、「割引なら買ってみようかな」と思わせます。

 

そして、数冊買った頃に「定期購読」の案内が届きます。これは1年分まとめて支払うと定価¥3,000の本が¥2,000程度で買えて、月に一冊ダイレクト出版が選んだ本を送ってくれるというサービスです。私もそうですが、ビジネスをするということは時間をどうつくるかがとても重要です。

 

この頃には「ダイレクト出版の本にはまあハズレは無さそうだ」とわかってきますので、ビジネスに役立ちそうな本を選んでくれて定期的に送ってくれるというのは大変魅力的に映ります。ビジネスは上手くいかせたい、でもどこから情報を得るか悩んだりする時間は省きたいというのはビジネスを実践されている方なら深くうなずいていただけるのではないでしょうか。

 

自社翻訳ですから、おまけで本も沢山つけてくれます。お得感もあります。

 

結局、最初のきっかけは配送料のみでダイレクト出版としては赤字なのかもしれませんが、本の定期購読まで顧客がたどり着けば、通常の出版社ではありえないヒット作に左右されない安定した収入につながるわけです。

 

さて、同様の安定収入を出版系でもう一つ達成しているビジネスモデルがありますが、お気づきですか?鋭い方ならすぐわかったと思いますが、ディアゴスティーニに代表される「集める」シリーズですね。ただ、「集める」系は集めたいと思うコンテンツを継続的に提供できるかがキモになりますから、やはりヒットするしないに左右される面はあります。

 

ディアゴスティーニとダイレクト出版の違いはいわゆる「B to C」(一般のお客さん相手)と「B to B」(企業相手)という面もありますね。ダイレクト出版も厳密な意味では「B to C」なのでしょうけれども、「B to B」に近いビジネスモデルを築いているのが優秀だと思います。私も含めて、普通の消費者はいたって気まぐれですから、消費者相手の商売は規模は追求できるけど、大変というのが相場ですので。

 

さらに、最終的にはダイレクト出版ではビジネス書だけではなく、コンサルティングを販売しています。上のリストの5番ですね。

 

この導入がまた絶妙で、ビジネス書の定期購読をすると毎月レスポンスという雑誌が送られてきます。その雑誌やメルマガの中で「ビジネス書の作者の一人がいかにすぐれたマーケッターか」ということが繰り返し語られます。その作者のミーティングの参加報告だったり、その作者からの一言メッセージなどです。

 

繰り返し情報に触れさせることでこちらには「なるほど、世の中にはこんなにすぐれたマーケッターがいるのか」という気持ちが醸成されてきます。

 

おそらくタイミングも図られているとは思いますが、ちょうどその頃にその作者のミーティングやコンサルティングの紹介が届きます。ネットビジネスに携わった方なら「販売用のレター」を書いたことがあるかもしれませんが、そのレターがこれでもかという物量で届くわけです。レターだけで小さなダンボールくらいあるんですよ?冗談抜きです。実際に見て欲しいですが、手元に今無いのが残念です。

 

「レターは長ければ長い方が良い」これも鉄則ですが、それをまさに地でいく感じですね。私はそのタイミングではなかったので、参加はしませんでしたが恐らくこの流れでセミナーに参加される方もいるだろうなとは思います。

 

内容は私は知りませんので、ここでは触れずにおこうと思います。

 

このように、\550の送料のみというキャンペーンがともすると数十万円のコンサルティング、セミナーの販売に繋がっていくという素晴らしいビジネスモデルだと思います。もちろん優れたビジネス書の翻訳という「キラー・コンテンツ」があるからこそ成り立つ手法だとは思いますが、その「キラー・コンテンツ」をただ販売するだけではなく、どんどん拡張させていっている点は大いに参考にすべきではないでしょうか。

 

私の文章だけでは伝わらない部分もダイレクト出版さんのサイトにいくと、「なるほど」と思われることも多々あると思いますので、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか。

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